【2019高校野球滋賀大会決勝】白熱の投手戦。近江高校が昨夏のリベンジを果たすべく優勝候補として甲子園に再び挑む

滋賀大会決勝(近江ー光泉)を観戦してきました。

試合開始30分前に皇子山球場に到着も、予想以上の混雑ぶりでした。

皇子山球場の外野席も開放。私自身4月に埼玉から滋賀に来たばかりで、初めての夏の滋賀大会観戦でしたが、今年の滋賀大会決勝は過去に例を見ないほどの盛況ぶりだったそうです。

では、決勝戦の試合を振り返ります。

息詰まる投手戦

近江の先発は不動のエース林。

対して光泉の先発は、背番号10ながら、最速145キロの速球が武器のプロ注目の好投手吉田力聖(りき)。

林はストレートにスライダー・カーブ・そして伝家の宝刀チェンジアップを組み立て、光泉打線を翻弄。

光泉の吉田も負けじと、常時140キロは出ていそうなストレートに、低めにスライダーを集め、強力な近江打線に連打を許さず、試合は膠着状態が続きました。

試合の勝負の分かれ目

7回・8回の攻防が、この試合の最大のポイントになった印象です。

7回裏の近江の攻撃。ここで光泉のレフト・センターのファインプレーが2つ飛び出し、明らかに光泉ベンチ及びスタンドに勢いが出てきていました。

8回表の光泉の攻撃でファインプレーの勢いそのままに点が入れば、一気に光泉が試合を決めにかかる展開になっていたかもしれません。

しかしそこは昨夏の甲子園の金足農業戦で完全アウェイを経験している近江。

ランナーを出しながらも、最後は林が空振り三振を奪い、ピンチを冷静に切り抜けました。

そして8回裏の近江の攻撃。

来年には星稜内山と並び高校最高のショートと呼ばれているであろう土田龍空が、レフト線へ芸術的なツーベースヒットを放ち、チャンスを作ります。

そして3番の住谷がショート強襲の内野安打で土田が生還。この1点を守りきり、近江高校が2年連続の甲子園行きの切符を掴み取りました。

甲子園での近江の可能性

春季大会観戦時も書きましたが、今年の近江は全国制覇を狙えるチームです。

エースの林も勿論近江の強みの1つですが、近江の最大の強みは、センターラインが強固であること。

近江の要であるキャッチャー有馬筆頭に、二遊間の土田・見市、センターの住谷と、守備力のある選手がセンターラインにしっかり固まっています。そのセンターラインを中心に、守備は大会通じてノーエラー。守備で崩れることはまずありません。

打線も住谷、土田を筆頭にタレント豊富で、全国でも有数の力を持っています。

課題があるとすれば、林以外の投手陣の出来でしょうか。

いかに甲子園では林を温存しながら、他のピッチャーを併用して戦っていけるかにかかっていると思います。

逆に言えば、その点以外は隙はあまり無い印象です。

今年の近江は滋賀県に優勝旗を持って帰ってこれる可能性を十分に秘めたチーム。昨夏の悔しい思いを胸に、ぜひ優勝を目指して勝ち上がっていってほしいです。